TAKAH Qのブログ

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30円のカツについて

今週のお題「自分にご褒美」

 

大人となった今は

どんな努力が報われて

自分に褒美として帰ってくるかは

大体想像がつくようになった。

 

だからこれは報われないな

と思う努力はしないようにするとか

この努力はなりたい自分になれるわけじゃないから

やめとこうとか

ある程度コントロールができるようになってくる。

 

一方、少年時代を思い出してみると

どんな努力がどのように実を結ぶのかは

よく分かっていなかった。

 

小学生の時は塾に通っていたけど

別に勉強したくなかったし

勉強という努力が報われるのは

僕の場合、なんとなくレールが設定されていた

中学受験という先の話であった。

 

小2から通っていれば

どんだけ先に報われんだよって話で。

 

結果お受験はうまくいかなくて

公立中学校に通うことになるのだけど。

(つまり努力は報われなかった。)

 

そんな当時

好きでもない塾の帰りに

コンビニで30円のカツを買うのが楽しみであった。

 

あの薄っぺらくて

カレーみたいな味がするやつだ。 

 

僕はあれが大好物で

30円で買えるという価格設定も好きだった。

 

どちらかというと

真面目なタイプと周りから言われていた自分が

買い食い禁止という塾のルールを破って

カツをがっついていた。

 

報われない努力をどうにかするには

カツという褒美しかなかったのである。

 

食べる頻度が高かったので

今でもあの食感と味は容易に思い出せる。

 

どこか切ない夜の帰り道をふと思い出す。

もっと遊ばせてあげたかったな自分。