忙しくしてはいけない話

今週のお題「おじいちゃん・おばあちゃん」

僕は祖父母のすぐ近くに住んでいた。

月一ぐらいで祖父母の家に顔を出して

お茶をしたりしていた。

ある時、僕は引っ越すことになって

祖父母の家に顔を出せなくなった。

たまにお菓子やスイーツを

宅配便で送ったりしていたんだけど。

その時に、祖父から僕の携帯に留守電で

「届いたよありがとう」

とメッセージがあった。

そん時の僕はというと

仕事に明け暮れる日々で

留守電を聞くのみで

電話で話す時間を持てなかった。

少しばかり時は経ち

結婚の報告をしようと

祖父母の家に顔を出した。

祖父は以前と比べ

少し物忘れするようになっていて

僕のことも認識しているか

怪しい様子だった。

自分は結婚したって話をしていると

「良かったね」

という反応をしてくれるのだが、

「この若者は自分の孫で結婚したのか」

と話を聞きながら推測しているような

様子であることが僕には感じられたのだ。

物忘れをするようになったとしても

もっと頻繁に連絡できていれば

自分のことぐらいは

覚えてくれていたであろう

と思うと自責の念に駆られるのであった。

その時以来、

忙し過ぎることはイカンなと

強く思うようになった。

時間で金は買えるが

金で時間は買えないし、

金で時間は戻らないからね。

時と場合によるときもあるけど、

僕の中では

時間の価値＞お金　です。

今日の一曲：

矛盾するけど、

大好きな映画Back to the Future

の挿入歌から。

明るくいきましょう。